【おうちのちらし特別企画】井ノ上陽水(いのうえあきみ)さんインタビュー

井ノ上陽水(いのうえあきみ)さん
Talent office SERENO所属。
徳島を拠点に活動するシンガーソングライター。
地元のテレビやラジオにも多数出演。
→ 井ノ上陽水さんのXはこちら

徳島のローカルテレビ番組の木曜レギュラーでもおなじみ。
徳島で活躍するミュージシャン、
井ノ上陽水(いのうえあきみ)さんにロングインタビュー!

メガネくん

こんにちは、営業兼デザイン担当のメガネです。
今回は「おうちのちらし特別企画」として本誌に載りきらなかったロングインタビューを公開します

キノコさん

広報のキノコです。
生い立ちや音楽を始めるきっかけなどディープな内容をお伺いしました。それではどうぞ!

生放送の洗礼!
噛んでもスベっても、画面の向こうは別人格

メガネキノコ:本日はお忙しいところありがとうございます!

あきみ:いえいえ。こちらこそありがとうございます!

キノコ:今や徳島の有名人!

あきみ:いえいえいえ!そんなそんな!まだまだです(笑)

キノコ:情報番組の『ゴジカル!』は、みなさん見てますからね。

あきみ:そうですね。徳島にお住まいの方には多く見ていただいていると思います。

メガネ:あきみさんは木曜レギュラーですよね?

あきみ:はい、木曜担当です。
このインタビューが終わったらそのまま四国放送へ向かいます。

キノコ:わあ、本当にお忙しい!
生放送ってやっぱり緊張しますよね。
変なことは言えないですし。

あきみ:そうなんですよ、変なこと言えない…って思ってるんですけど
まぁ…けっこうトチってますけどね(笑)

キノコ:ブログも拝見しましたが、ロケで本当に色々な場所に行かれてて楽しそうですね!

あきみ:ありがとうございます!まあ、毎回バタバタですけどね(笑)

キノコ:ロケ映像も拝見しましたが、本当に話し方がお上手で驚きました!

メガネ:そうそう!完璧にタレントさんの声量と安定感がありますよね。

あきみ:いやいやいや!(照)

キノコ:本業がミュージシャンなのにすごいです。レポーター歴はどれぐらいなんですか?

あきみ:去年(2024年)の4月からです。ライブでMCとして人前で話す機会は多いんですが、レポーターは全く別物で。

メガネ:ライブのMCも秀逸ですよね。誰が見ても楽しめる、老若男女に刺さるMCだと思います。

あきみ:ありがとうございます。皆さんが楽しめるように心がけています。

メガネ:番組のロケなんかで、レポーターとしての指導は受けましたか?

あきみ:最初はもうめちゃくちゃ受けました!(爆)
初回の放送なんて、親にすら「もう最後まで見てられない!」って言われましたから(笑)ガチガチに緊張してたし、今見ると「言わされてるな〜」って。
今はもう70箇所ほどロケに行かせてもらい、ずいぶん自分で考えて喋れるようになってきました。

メガネ:レポーターとして、取材先の魅力をどう引き出すか、という意識でレポートされてるんですね。

あきみ:そうですね。基本的には県内外のお宿を訪ねて、経営者の方の想いや、これからのお宿のビジョンを視聴者の皆さんに伝えたいと思ってます。

メガネ:やはり最初は苦労されてたんですね。

あきみ:はい。最初は何を喋っていいか、逆に「何を喋っちゃダメか」も分からなかった。それから、標準語で話すべきか、地元の方言である阿波弁を使うべきか、も悩みましたね。

メガネキノコ:あ〜なるほど。それは難しいですね。

メガネ:結局、標準語と阿波弁のどっちに落ち着いたんですか?

あきみ:あまり深く考えず、自然に阿波弁になってることが多いですね。ただ、「情報」として伝えたい部分は標準語を意識するようにしています。
でも、阿波弁じゃなきゃ「自分じゃない」という感覚もあるので、できるだけ自然体でテンションを上げて喋ることを心掛けています。

メガネ:テレビとなると、スポンサーさんとの関係もありますしね。

あきみ:う〜ん…そこはね。たまに関係者から視聴率の話を聞くと「もっと頑張らなあかんな!」ってなりますよね。

メガネキノコ:笑!やっぱりそうなんですね!

あきみ:自分のコーナーが約15分で、VTRが10分、スタジオトークが5分ぐらい。「回し」の役割もあるので、本当に毎回緊張しますね。

メガネ:生放送のテレビは、観客の反応が見えるライブとはワケが違いますよね。画面の向こう側で見られているわけですから。

あきみ:もう全ッ然違います!反応が見れないのが勝手が違う一番の理由ですね。
ライブのMCなら、噛んでもスベっても「自分のせい」で終わるんですけど、生放送でミスると、スタジオの皆さんにも迷惑をかけてる気がして…
それが大きなプレッシャーですね…!

メガネ:テレビってすごいですね。聞いてるだけで緊張します。自分に置き換えたらめちゃくちゃ怖いです…!

驚くほど地味に不運!それが僕のキャッチコピー

あきみ:僕、曲にも通じるんですが、自虐ネタが多いんですよ。
キャッチコピーは「驚くほど地味に不運」でやらせてもらってます。
本当に地味な不運が多くて…。

キノコ:例えばどういう地味な不運があるんですか?すごく気になります。

あきみ:例えば、みんなで喫茶店に行ったとき、お水が運ばれてきて、なぜか僕のコップだけ汚いとか。

メガネキノコ:爆笑!!地味だー!

メガネ:誰にも文句をぶつけるところがない、っていう(笑)

あきみ:そうなんですね。他にも、飲食店で僕だけ注文が通ってないとかはザラにありますし、なんだかそういうことが多いんですよね。
普段意識をしてないのに、「あれ?これ…なんで僕だけ?」って。

メガネ:そして、声を荒げて怒るほどのことでもないっていう…

あきみ:そうなんです!まさにそれ!
誰かにこの思いを伝えても「ふ〜ん」って終わることがほとんどで。
他にも、香水売り場で誰かがサンプルを「シュッ」ってしたのが、僕の顔に「スッ…」とかかるとか。まぁ…いいけど…ってなりますよね。

メガネキノコ:あはははは!地味に不運!

キノコ:もしかして、包容力があるから、受け止めてくれるから、ってことなんじゃないですか?

あきみ:いやいやいや!たまたまですよ(笑)。
向こうも悪気がないし、こっちも怪我するようなことでもない…。
まぁこういう仕事をしてるので、トータルではついてるかなとも思います。

キノコ:「引きが強い」んでしょうね。

あきみ:そうなんですかね。
でもネタに昇華できるからありがたいんです。親近感がわきますし、自虐ネタにもなることで人に受け入れられやすくなるかなと。
最近テレビでもいじられキャラになってきてまして。「あ、こいつはいじっていいんだ」って思ってもらえてて。
僕もツッコミは好きなんで「そ…そんなこと言わんでくださいよ!」みたいな(笑)若手芸人さんみたいなノリでやってます。

「陽水」に導かれたミュージシャン人生

キノコ:あきみさんは、元々は保育士という職業に就かれていて、どういった経緯でアーティスト・タレントへの道を歩むことになったのか、すごく気になります。

あきみ:そうですよね。まず…名前の由来なんですが、父親が井上陽水(ようすい)さんの大ファンでして。で、「ノ」がない状態の「井上陽水(あきみ)」として僕が誕生するわけです。

キノコ:つまり…そのまんまなんですね!

あきみ:そうです!まんまなんです。
で、実は井上陽水(ようすい)さんの本名も「陽水(あきみ)」さんで…

キノコ:らしいですね!私もさっきwikipediaで見て初めて知って驚いたんですよ。

あきみ:オリジナリティゼロで生まれてきまして(笑)当時、親戚一同もかなり反対したそうです。
ですが、父親の話によると…昔、徳島で井上陽水さんのコンサートがあった日の帰り、とある中華料理屋さんに寄ったらしいんです。
すると、そこに終演後の井上陽水さんがたまたまいらっしゃったみたいで…

メガネキノコ:えええええー!!!?

あきみ:で、興奮した父親が井上陽水さんに近づき、
「私、井上っていう名字なんですけど、息子ができたら『陽水(あきみ)』って付けていいですか!?」ってご本人に聞いたそうなんです。
そしたら井上陽水さんが「あ…はいはいはい」ってリアクションだったらしくて(笑)

キノコ:え…じゃあ、一応ご本人の承諾は…

あきみ:そうですね、一応承諾は…父の話によると、ですけど(笑)
で、僕が生まれて、この名前をつけてもらって。だから小さい頃から「絶対音楽なんかせえへん!」って思ってました。
子どもの頃もずっと名前でいじられてきたし、井上陽水さんって教科書にも載ってるような方なんで。
「お前の歌やんけ」的ないじられかたも散々されてましたからね。

キノコ:なるほどー。

ライブ告知でショッピングモールを騒然とさせた日

キノコ:全国的に有名な方と同じ名前で生きてきて、なにか面白エピソードや笑えるエピソードはありますか?

あきみ:そうですね、まず活動を始めた当初は、今の「井ノ上陽水(あきみ)」の「ノ」すら入れてなかったんですよ。
当時、お世話になっていたバーのマスターに「その名前は君の本当の名前なんだから卑下することはない。自信持って堂々とその名前で歌えばいい」と背中を押してもらいまして。
もしかしたら冗談半分っておっしゃってたのかも知れませんが(笑)
でもその言葉を受け止めて堂々と本名で活動していたんです。
それで、ライブ告知などは「井上陽水(あきみ)」という表記で発表してたんです。

キノコ:なるほどー。(あきみ)って読み仮名を表記してたんですね。

あきみ:ところが…何かの手違いで(あきみ)という表記が抜けた状態で告知しちゃって…。
そのイベントの会場だったショッピングモールに問合せが殺到したみたいで……

キノコメガネ:うわぁああ………

あきみ:「そんなわけないやん!あのお方がショッピングモール会場で持ち時間15分で歌うわけないやん!」って(笑)

キノコメガネ:あははははは(笑)

あきみ:他にも、Facebookで北海道のご高齢の女性から「今度の北海道公演のチケット欲しいです。お願いします。」ってメッセージが来たり…。
「そのチケット、取れるといいですね」って返すしかないじゃないですか(笑)
あとさらにFacebookの運営から「あなたの名前は本名ではないので削除してください」って通達が来たりとか…。

キノコ:ええええええ?!

あきみ:それぐらいなんてゆうか…「この名前あかんのや!」って思いましたね(笑)
Facebookの運営には免許証の画像を送ると信用してもらえました。

メガネ:何にも間違えたことはしていないのに…

メガネ:そうなんですよ、でもそういうことがよく起きたから「ノ」を付けて「井ノ上陽水」になった、という経緯です。

メガネ:ショッピングモールの一件、めちゃくちゃ面白いですね。もはや”すべらない話”ですよ。

キノコ:人生をかけたすべらない話ですね…

ヤンキーな先輩が置いていった「みかんの歌」ギター

あきみ:この名前なんで、子どもの頃は音楽なんてやる気なかったんですけど、
中学生の頃、文化祭でヤンキーの先輩がセックスマシンガンズの「みかんの歌」を演奏してたんです。

メガネキノコ:おおおおー!

あきみ:終演後「かっこよかったです!」って先輩と話してたら、先輩が「じゃあ来年はお前がギター弾けよ」って言って、僕の家にギターを置いていったんですよ。

メガネ:えっ?いい先輩…

あきみ:い…いい先輩なんですけど、ヤンキーな先輩なんで、「練習しておかないと怒られちゃう」って勝手に思っちゃって…そこからギターを弾き始めるという(笑)

メガネ:えええええー!!!!そこからギターを…!
ちなみにその先輩とは今でも交流があるんですか?

あきみ:いえ、それがもう僕が中学を卒業する頃からお会いしてないんですよ。

キノコ:もしこのインタビュー見てくれてたら嬉しいですね!

あきみ:そもそも、僕の家は父親も音楽をやってたので、ギターとか楽器が転がってるような家庭だったんです。
親への反抗心から「音楽なんがせえへん!」と貫いてきた僕が、もうギターを弾かざるを得ない状態になってしまって…。
で、なんだかんだハマっちゃって。

メガネ:ちなみにコピーはどんなのを?

あきみ:えっと…マキシマムザホルモンとか。

メガネキノコ:えええええー!!!?

あきみ:メタルとかハードコアがジャンル的には一番好きで…
メジャーどころでいうと「システム・オブ・ア・ダウン」とか、「イン・フレイムス」とか、「スリップノット」とかも好きです。

メガネ:いわゆる「ニューメタル」的なね!!俺も「マシーンヘッド」とかめっちゃ好きで…(メガネ大興奮)

あきみ:マシンヘッド(笑) で、そこから「ロードオブメジャー」とか「175R」とか、当時とっつきやすかったコピーバンドを始めました。まだ歌は歌ってなくて、コーラス程度でしたけど。

メガネ:懐かしい…!当時すごい人気でしたね。

あきみ:そうなんですよ。でも家で一人で弾くときはひたすらメタル。
就職する年齢の頃にはポップスなんかもやってて、もちろんまだギターメインで。

路上で突然現れたアフリカン打楽器集団と弾き語りデビュー

あきみ:で、就職が決まって…ある日、何かのタイミングでジャンベ(アフリカ起源の打楽器)を叩く人と知り合って。音楽仲間と駅前でアコースティックギターを弾いて遊んでたら、ジャンベを担いだその人が急に現れて「俺も太鼓叩くからセッションしようぜ」って言われて…
人通りの多い場所で、何故かその人の仲間のアフリカン打楽器集団と僕一人がセッションをすることになってしまったんです。たくさんの打楽器に囲まれて僕のギターの音なんかかき消されまして…。

メガネキノコ:笑!

あきみ:すると…そこでたまたま、徳島で毎月アコースティック企画をされていた菊池よしきさんに声をかけてもらったんです。「毎月イベントやってるからギターやってるなら出てよ」と誘ってもらいまして。そこで始めて弾き語りを始める…という。

メガネキノコ:へえええええ〜!

あきみ:で、いざ初めて弾き語りをしてみると…ボロボロでして(笑)
お店のマスターにも「お前のギターと歌ひどすぎる」って言われちゃって(笑)今でこそこんなことさせてもらってますけど当時の僕はもうめちゃくちゃ下手でした。

キノコ:散々な弾き語りデビューだったんですね。

あきみ:下手は下手だったんですけど、面白いなって思ったんですよね。
歌うことも意外と嫌いじゃなかった。それからちょくちょく弾き語りをやるようになったて…。たまに思ってましたけど。「あれ?なんで僕弾き語りしてるんだろう」って。

メガネ:だんだんと巻き込まれていくという…

あきみ:そうなんですよ!先輩にギターを(半強制的に)授かって、路上で弾いてたらアフリカン打楽器集団とセッションすることになって、そこでたまたま弾き語りライブに誘われて…本当にたまたま「巻き込まれて」るんですよね。

メガネ:そもそも生まれた瞬間から巻き込まれてますもんね。

あきみ:ほんとそう、スタートから巻き込まれてる(笑)
ただ、そのジャンベの人と菊池よしきさんとの出会いは、僕の中で「きっかけの2人」でした。それから菊池さんとはよくご一緒させてもらってます。

キノコ:いい出会いですね。

あきみ:それから「どうせ弾き語りをするならオリジナル曲を作りたいな」って思い始めたんです。その頃が25歳ぐらいでした。

オリジナリティ爆発!
3歳から小学2年まで「蟻」を食べていた話

あきみ:で、「蟻」の歌を作りました。

キノコ:えっ…?あ…蟻…ですか?

あきみ:そうです。蟻です。3歳の頃、おじいちゃんに「あきみ、蟻を食べたら力持ちになれるんぞ」って教えてもらって。
おじいちゃんは蟻を「食べるふり」をしたんですが、当時3歳だった僕は「あ、おじいちゃん蟻本当に食べてる」って思って…。3歳から小学2年生ぐらいまで蟻を食べてたんです。……っていう歌です(笑)

キノコ:えええええ…

あきみ:この曲をライブ歌うと、終演後に「私も蟻を食べたことがあります!」っていうお客さんが必ず一人は声をかけてくれるんですよ(笑)

キノコ:食べるんですねぇ〜…!

あきみ:タイトルは「蟻酸(ぎさん)」です。「蟻酸〜消したい過去〜」っていう曲なんですけど。そこから自分のオリジナル曲作りが始まって。

メガネ:カタチから入らないのが凄いですよね。普通は「何かっぽい」ところから始まるもんなんですけど。いきなりもうそんなぶっ飛んだオリジナリティ出せるところが。

キノコ:すごすぎる…そうですよね。最初って普通はもっとかっこよさそうな感じで始めるイメージがありますけど…。

あきみ:そうですね。かっこいいのもいいんですけど、人とちょっと違うことがしたい!って思っちゃいましたね。
自虐っぽくて面白い歌を歌いたいなって。そして僕はこんな名前だし、どうせあの方と比べられるんなら「違う土俵で戦わないと」って考えました。

メガネ:今思うと逆に良かったかもですね。その名前が正統派の道を歩かせてくれなかったというか。

あきみ:あははは笑 本当にそうでした。正統派でいっちゃうと、あの方と比べられちゃうんで。少し面白い曲を歌うことであまり比べられないように、ってことは当時考えていたような気がします。

キノコ:いい話〜…!

あきみ:それからは、真面目な曲も書くようになりました。

キノコ:曲を作るときは身近なことをテーマにしているんですか?

あきみ:そうですね、クセが強い曲も含めて、全部身の回りのことを歌にしていますね。地味な不運も全部です。

メガネ:いいコンセプトですね!面白い。

メタル好きがたどり着いた「フック」を追求するポップス

キノコ:事前に調べさせていただいた印象だと、ビジュアルも良くて、爽やかなお兄ちゃんって感じだったんですが…

あきみ:いえいえそんな…(照)

キノコ:こうやって実際にお会いすると…ずいぶんぶっ飛んだ感覚をお持ちと言いますか…

メガネ:あははは(笑)確かに!

キノコ:そこが井ノ上さんの魅力的な部分なんですね。「この人、どこかおかしい!」っていう部分がファンの方達に受け入れられているというか。

あきみ:そう言っていただけるのは嬉しいですね。蟻の歌とかもそうですけど、振り切らないとなかなか出来ないです。

キノコ:狂気をはらむとこうなる!みたいな。

メガネ:「幅」ですよね。ぶっ壊れた曲書けないといい曲も書けない、と言いますか。方向性が違うだけで熱量は同じってことですよね。

あきみ:それめっちゃわかります!絶対そうですよね。

メガネ:だから井ノ上さんは、しっかり聴かせるいい曲も作るけど…蟻の歌も作っちゃうっていう(笑)

あきみ:そうなんですよね(笑)

キノコ:ルーツがハードコアやメタルなど激しい音楽とお聞きしましたが、歌ってらっしゃるのは爽やかなポップス。この音楽的なルーツは関係あるんでしょうか?

メガネ:ですよね。それをメタルやハードコアでアウトプットしなかったのは何故か?って。

あきみ:そうですね。根底にはやはり「ポップス」があります。小さい頃から戦隊もののオープニング曲や、ウルフルズさんとかも凄く好きなので。あと、メタルって一見激しくてうるさそうな音楽なんですけど、実は凄くキャッチーなんですよ。

メガネ:そう!それですよね!

あきみ:すごく聴きやすいですよね。同じフレーズが繰り返されたり、「ここが一番いいところ」っていうのが分かりやすい。それってJ-POPと通ずる部分があって。サビというか「フック」って言われてる部分がとにかく分かりやすい。
僕は曲を作るときに「聴いた人の耳に残る」ことを意識していて。このフレーズを残したい、とか、聴いた人が寝るときに思い出してしまうような…そういう曲を作ろうっていつも思ってますね。

キノコ:なるほど〜。確かに井ノ上さんが作った”鳴門の歌”とかもすごく耳残りしますもんね。

あきみ:ありがとうございます。あと、アコースティックギターで弾き語りをするときもロックの弾き方をしています。エレキギターみたいな。自分ではあまり意識していないですけど、勝手にそうなってるみたいな。

メガネ:ミュート使ったりとか?

あきみ:そうですそうです。ミュートよく使います!

メガネ:バンドやってる人の弾き語りってわかりやすいですよね。あ、この人、絶対ドラム意識したピッキングじゃん!そこ絶対ベースパートじゃん!みたいな。

あきみ:そうですよね。僕も曲を作るとき、「この曲はアコースティックギター1本で…」というよりは、頭の中でベースとドラムを鳴らして作ってますね。

キノコ:聞いてるとなんだか、インタビューっていうより、もはや井ノ上さんとメガネくんの対談になってきてますね(笑)

メガネ:いやいやいや、見てる人からすると僕は誰やねん!って感じですから(笑)

70曲の即興ソングが育んだ枯渇しない発想力

キノコ:井ノ上さんはテレビのお仕事でリポーターもされていますが、音楽の知識やスキルが役立つことってありますか?

あきみ:そうですね、例えばコーナーの最後で即興で1曲、曲を作ったりしています。
その場で考えて1分程度の曲を作る…つまり70箇所ロケにお邪魔してきたんで70曲です。

キノコ:即興で!!?凄い!!

あきみ:だから即興で曲を作ることはかなり出来るようになりました。
ただ、当初は自分の引き出しをこんなに使い果たしていいのか…?という葛藤もありました。「このネタもう使えなくなるけど大丈夫か?」とか。
ただ、一つの自分の言いたい言葉に対して、「あ、このリズムで言いたいな」とか「自分的にこんな曲調がするお宿」とか考えるようになりまして。
だんだんと言葉と音楽が結びつくようになって。

キノコ:へぇ〜!

あきみ:そういうことを考えていくと、アイデアは枯渇することはないんだなって思いました。思いついた良いフレーズは全部使うようにしています。逆にこの経験がなかったら気づけなかったポイントでしたね。
だいたい10分ぐらいで曲が作れるようにはなりました。

メガネ:それは本当にすごいですねぇ…!なかなか出来ることじゃないですよ。「曲作って」って言われてぱっと出来るようなものじゃないですからね、普通は。

あきみ:でもその間、ディレクターとカメラマンさんが待ってくれてるので、外に出て一人で正座しながら焦って作ってます(笑)

メガネキノコ:あはははははは(笑)

あきみ:でも即興で曲ができちゃうぐらい、普段お邪魔しているお宿が本当に素敵なところなんで。「これは言いたいな」「これは伝えたいな」って毎回思って曲を作っています。全くゼロから曲を作ってるわけではないんです。

未来を描く!子どもの成長に合わせて変化する家が理想

キノコ:さて、では「おうちのちらし」編集者としてお伺いしたいのですが、井ノ上さんは理想のマイホームって何かありますか?

あきみ:そうですね、いわゆる「ワンフロアの間取り」や「垣根のない間取り」よりは、僕の個人的な理想を言えばライフスタイルで変えていけるような家がいいですね。例えば、子どもが大きくなったら1人部屋にできたり、長い人生の中で家族の形態が変わっていくごとに変化できるおうちが素敵だと思いますね。
木の木目がきれいだったり、光がよく入る間取りだったり、帰ってくるとほっとしたり、ということも大事なんですけど、生活形態の変化によって変えることができるのは魅力的です。

キノコ:いいですね。その都度その都度変化していくわけですもんね。

あきみ:保育士の目線から見ると、子どもの部屋なんかもこっちが一方的に決めるんじゃなくて、子どもにもちゃんと考えさせてあげてたい…って思いますね。

キノコ:徳島だったらここに住んでみたいな、という町はありますか?

あきみ:悩みますけど…神山はすごく環境が好きだなと思いました。
自然もたくさんあるし、神山の方って僕の勝手なイメージですけどウェルカムな方が多いイメージなんですね。コミュニティが面白くて、お仕事でお伺いしたときもすごく楽しかったんですよ。

メガネ:神山ってなんだかおしゃれで「イケてる」ってイメージがありますしね。

キノコ:光ファイバーがはりめぐらされた町って印象もありますね。

あきみ:後は鳴門も好きですね。海もあっていいですよね。

メガネ:鳴門いいですよね。僕も好きです。

キノコ:鳴門は私も好きです!よく「うずしおふれあい公園」に行きますよ。
井ノ上さんは神山や鳴門のような自然が豊かな町がお好きなんですね。

「変な歌うたってたな!」と明日への活力になるメッセージ

キノコ:では最後に、おうちのちらしの読者の皆様に「ポジティブでより豊かな暮らしを送るためのメッセージ」をお願いします。

メガネ:おお〜!なんだか最後に凄いのきましたね(笑)

あきみ:えっ…!そんな僕がそんな立ち位置から言っちゃっていいんですか(焦)

キノコ:例えば、音楽の楽しさなどを伝えてもらえますか?

あきみ:なるほど!自分の音楽を受け入れていただける方達には、明日の仕事や家事、学校なんかがちょっとでも楽になってもらえたらいいなって思います。
「なんかあいつ、昨日変な歌うたってたな!」と思い出してもらえたら嬉しいですね。あと、徳島にはいい音楽をされてる方々が他にもたくさんいらっしゃるので、もっともっと知ってもらいたいです。「徳島のエンタメってええやん!」って思ってもらえればいいなって思います。

キノコメガネ:どうもありがとうございました!

井ノ上陽水『39.5℃ダンス』ジャケット

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